Top > 元気が出る話 > ☆悪しからず★
かつてアホ役で一世を風靡した藤山寛美も生前、莫大な借金を抱えていた。 当時、暴力団まがいの男がよく楽屋に押しかけてきたが、顔色一つ変えず、こう言い放った。 「払いますがな。そやから、そこのいて下さい。舞台で稼ぎますさかいに」 そんなに寛美に随筆を頼もうと雑誌社が原稿を依頼したことがある。 すると、彼はこう言った。 「手形はぎょうさん書きましたが、原稿は書いた事がないので、悪しからず」