犬のしつけ読本

健康診断

犬の平均寿命は、約10年とされています。
一般的に大型犬ほど寿命は短く、小型犬は寿命が長いといわれていますが、中には20年近く長生きする犬もいます。
健康で長生きをしてもらうためにも、犬も人間と同じように、年に一度の定期健康診断を受けさせましょう。

健康診断を受け始める時期は、飼い主によりさまざまですが、5歳前後が一番多くなります。
人間で言えば中年にあたる年齢で、犬も人間同様に中年以降は生活習慣病などの病気のリスクが高くなるからです。

健康診断の方法は、動物病院へ行って検査をしてもらう方法と、検査キットを購入して検査機関に郵送して行ってもらう方法があります。

動物病院で行う場合、費用は検査項目や病院によって異なりますが、一般的には、小型犬で8,000円程度、大型犬で15,000円程度となっています。
健康診断は予約制になっている病院がほとんどです。
当日は便と尿を採取して持参することになりますので、散歩の時間などに合わせて予約をするといいですね。
検査内容は、飼育状況や健康状態についての問診から始まり、身体の各部の触診、聴診器を使った聴診とすすみます。
通常は、耳の検査、眼底の検査、皮膚の病気の検査と続きます。
血液を採取する血液検査や、レントゲン、超音波検査を行う場合もあります。
病院によっては健康診断のコースを設定しているところもあり、簡単な検査のみのお手軽なコースから、人間ドック同様の細かい検査まで行うコースなどがあります。