★「私は十円の原稿料の方がうれしいのです」☆
西条八十氏は、「東京行進曲」「青い山脈」「誰が故郷を想わざる」などの
昭和史に残る歌謡曲の作詞を手がけたが、「お月さん」「肩たたき」といった
誰もが知っている有名な童謡の作詞も手がけている。
そんな彼は早稲田大学卒業後、詩作に励んでいたが、お金にならなかった。
そのため、彼は天ぷら屋を開いたり、株に手を出したりしていた。
大金を得て浮かれている八十さんに妻の晴子さんはこう言ったという。
「私は株でもうけた1万円より、
詩を書いて頂く十円の原稿料の方がうれしいのです」
八十さんが作詞した有名な童謡「かなりあ」は「唄を忘れた金糸雀は
後の山に棄てましょか」という一節があるが、上記のエピソードがキッカケで
誕生したのだそうだ。