保険料は高すぎないか?
保険の見直しを考える場合、まずチェックすべきなのは「保険料」です。
保険料を多く払いすぎていると、家計を圧迫することになり、
まさかの時にお金が足りないという事態に陥ってしまいかねません。
たとえば、住宅ローンの支払いに困ったり、子供の進学費用の捻出に苦慮したり。
貯蓄を取り崩したりして、不足分を穴埋めすることになりかねません。
さらに苦しくなると、新たなローンの借り入れなどの必要に迫られかねません。
これでは余裕のある暮らしができないばかりか、いつもお金の不安を抱えながら、生活するハメになってしまいます。
ある調査によれば、男性の年間保険料支払額は約32万円。女性で約25万円という結果が出ています。
余裕のある保険金支払額は年収の5%以内をメドにするといいでしょう。
まずは上記の金額を目安にアナタの保険料をチェックしてください。
そして、払いすぎだと思う人は保険を見直すべきです。
保険金額はいくら必要か?
生命保険文化センターの全国調査では、世帯主の死亡保険金額の平均は
次のようになっています。
29歳以下 2,516万円
30~34歳 3,173万円
35~39歳 3,295万円
40~44歳 3,740万円
45~49歳 3,130万円
50~54歳 2,900万円
55~59歳 2,336万円
60~64歳 1,586万円
65歳以上 1,100万円
この結果からもわかるように適切な保険金額は年を経るにつれて減っていきます。
例えば、子供が独立したら万一の場合の出費は不要になります。
また、住宅ローンを支払い中の人は購入時にローン残高相当の生命保険に加入します。そのため、必要な金額はその分少なくて済みます。
不必要に保険料を払っていると思ったら、見直した方がいいでしょう。
保険を見直し3番目のチェックポイントは「保険会社」です。
その会社の経営状況はどうなのか?資産状態は良好なのか?
今や銀行などの金融機関も破綻があり得る時代です。
保険会社も同じです。
しかも、保険会社とのお付き合いは短くても10年、長い場合は50年以上に渡ります。
そういう意味でも「保険会社」をしっかりと見極める目が必要となります。
①中途増額
中途増額とは、途中から保障額を大きくする見直し方法です。
子供が生まれたときなど、保障額が大きく変化したときに有効です。
②特約の中途付加
今加入している生命保険に特約を付け加えます。
今の契約内容では保障されていない保障が欲しいときに有効です。
③新規加入
新しく生命保険に入ります。単体で生命保険に加入した方が条件がいいとき、生命保険会社を分散してリスクヘッジしたいときなどに検討してください。